AtoM Hiroshima Digital Transformationとは

本サイトはAtoMHiroshimaDXサイトです。広島に関わる文化芸術資料を登録し、将来のアーカイブ化を目指す取り組みです。
広島市には県立・市立の公文書館や図書館や美術館や郷土資料館なども充実していますが(リンクを参照)、ここでは、文化芸術資料を中心とした情報共有とデジタル資料の横断検索を通した広島の文化芸術の可視化を目標にしています。

本サイトは、それぞれの資料保持者や文化芸術のつなぎ手らや情報技術者が集まって運営しています。
手探りですが、アーカイブ情報の構造や整理方法について学ぶための取り組みとともに実施されており、サイト自体は、2024年から時限的に試運転をはじめました。中長期的な運用に関しては今後の課題です。
現在ユーザー登録されていない方向けに、公開された資料情報とAtoM Hiroshima DXサンドボックスのリポジトリー(テストユーザー用で自由に変更・更新・削除が可能なもの)に登録された資料情報(ドラフトを含む)が閲覧可能になっています。

AtoMはアーカイブ記述のためのメタデータの国際標準にしたがって資料情報を検索・登録できます。資料体を構造化したうえで登録して、上の階層から、個々のシリーズやアイテムへと進んでいく場合、ISAD(G)を用いることが推奨されます。ただし、本サイトでは、資料情報登録のデフォルトは現在ダブリンコアに変更して運用しています。入力項目が最低限ということもあるので、一般にとっつきやすいと考えたからです。
AtoM Hiroshima DX資料情報サンプルISAD(G)
AtoM Hiroshima DX資料情報サンプルDublin Core

将来的には、関心のある個人や団体に広く参加を呼びかけたいと考えており、今後の取り組みの中では、まず自由にアーカイブ情報システムを触ってみる機会を提供すること、そして操作マニュアルなどを整備することから始める必要があると考えています。

2024年3月からLibraryHostのホスティングサービスを利用して、テスト的な運用をはじめました。ワーキンググループへの参加も歓迎しています。参加希望者は石谷までご連絡ください。まずはテストユーザーアカウントをお知らせします。
サイト管理:石谷治寛(広島市立大学芸術学部准教授, ihal@hiroshima-cu.ac.jp

経緯

HACH - Hiroshima Arts & City Hive (2022-)の活動の一部として、 Hiroshima Art Sceneによる地域のインタビューやアートギャラリーミヤウチによる画廊梟関連資料整理を行うための講座が実施されました。そこで出てきた課題を意識しながら、2023年にアートギャラリーミヤウチ主催の公開学習会でワーキンググループが立ち上げられました。

2024年度は画廊梟コレクションとヒロシマ文化DIGを中心にAtoMへの関連資料の登録を試してみます。

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AtoMは、国際文書館評議会 (ICA) の基準に基づいた完全にウェブベースのアーカイブズ記述のアプリケーションです。Atomとは、Access to Memoryの略語です。

ICAと プロジェクトの協力者は、アーカイブ機関にこのアプリケーションをアーカイブズコレクションをオンライン化するための手段として使用するための無料で使いやすいオープンソースソフトウェアとして利用できるようにしています。ICA Atomのプロジェクトの詳細を学ぶためには about page を参照してください。

このソフトウェアの使用法をもっと知るために、いくつかのサンプルデータを表示するために左側の browse ボタンをクリックしてしてください

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国内でのAtoMを利用したアーカイブズには以下があります。
国立近代建築資料館 https://db.nama.bunka.go.jp/index.php/
log.osaka collective https://atom.log.osaka
他にも使用例がありましたら、上記のメールアドレスまでお知らせください。